TOP > 弊社の社会貢献 > 阪神大震災関連災害対策本部の活動詳細
平成7年1月17日午前9時15分、中林建設株式会社において緊急災害対策本部を設置し、体制を整えました。以下は2ヶ月近くに及ぶ災害対策の初期活動の抜粋です。
1月17日(火)
社員等の安全確認、現場の災害確認開始。
各役所へ応援をするために緊急出動体制、緊急用機械器具一覧表を作成し、派遣社員、重機等を準備。生田消防署より救助要請あり。
現地(生田・須磨)にて生き埋め救助作業。
1月18日(水)
災害対策本部:現地の状況を聞く。
災害対策本部→救援活動の協力の件、物資の必要量検討。
災害対策本部→総務・営業部員数班に分れて物資購入。
阪神高速道路公団と一緒に当社社員が調査。調査完了後に手配と処置をする。2tトラックにて軽油、ガソリンを積んで出発。大阪府警が来ず、尼崎まで行き、そこから兵庫県警の先導により現地へ行く予定。
1月19日(木)
物資(食料)購入。現地作業引き上げ検討。スタッフ(オペ等)、重機等現況把握して最小限の支援とする。
本部が状況把握し、適切指示できるよう体制作りする。
自動二輪にて(2班)食料配送の為本社出発(弁当15、おにぎり40)
生田消防署バックホウ、オペ、社員2班の体制をつくる。
1月20日(金)
現地にて打合せ、又、生田消防署くずれる。
打合せ内容:救出作業の長期化、現場体制の再編成について、不足資材があるので次の交代時に搬入してほしいとの連絡。淡路営業所の状況及び受け入れ体制の連絡。
阪神高速道路公団から要請有り。
明日の作業に必要な資材の確認、カラーコーン等保安用品を取りそろえてほしいとの要請有り、R43の交通規制をとりあえず行い、維持管理するのが当面の目的(カラーコーン500本確保)
1月21日(土)
レスキュー隊が先に出動し、できる作業があれば出動とのこと。
出動(ブレーカー使用):危険な場所はレスキュー隊に機械の操作方法を説明し、作業してもらうと打合せ済。
現場ビル崩壊の恐れあり、レスキュー隊にブレーカーの操作方法を教え、ビル外に退避したとの連絡有り。合計4名救出、明日1月22日(日)は作業中止。
神戸支店よりブルーシートがほしいと連絡が有り、段取り。
1月22日(日)
生田消防署で重機を使用する作業は完了したので、重機は引き上げてほしいとの指示有り。生田消防署作業完了、東灘区が混乱し、作業が進んでいない為、協力に行ってほしいとの連絡が入り、東灘消防署に電話をする。
東灘消防署より重機が必要なのでお願い出来ませんかとの電話。
生田警察署よりプレハブの用意お願い出来ませんかと電話有り。
生田消防署より要請:プレハブ4件×4,2F建で建てて頂けるかとのこと→協力させて頂くと返事する。
1月23日(月)
今後の方針についての会議開催。
今後の体制作り:チーフを作る、阪神高速道路公団の体制、東灘現場の体制、復旧工事:機材は引き続き送るが杜員の派遣はできるだけ少なくする。
阪神・淡路大震災救援活動記録(人命救助隊)
1月18日(水)
出動要請者 | 神戸市生田消防署 |
---|---|
救援地域 | 神戸市中央区(旧生田区) |
救援等活動内容 | 住宅崩壊による生き埋め者の救出任務) |
出動人員・機材等 |
(人員) (機械) |
備考 | (その他の機材) コンプレッサー、ブレーカー、チッパー、高速カッター、ドラム、大バール、ガス切断セット、金槌、ボルトクリッパー、テラスター10キ、投光器15台、スコップ6丁、人命救助出動回数:5回 |
1月19日(木)
出動要請者 | 神戸市生田消防署 |
---|---|
救援地域 | 神戸市中央区(旧生田区) |
救援等活動内容 | 住宅崩壊による生き埋め者の救出任務) |
出動人員・機材等 |
(人員) (機械) |
備考 | 当日10:30須磨消防署よりも、出動要請があった為、生田署の稼働状況をみて、須磨へ分隊を派遣することを決定。 |
1月19日(木)
出動要請者 | 神戸市須磨消防署 |
---|---|
救援地域 | 神戸市中央区(旧生田区) |
救援等活動内容 | 住宅崩壊による生き埋め者の救出任務) |
出動人員・機材等 |
(人員) (機械) |
備考 | 須磨への移動中、崩壊住宅の下敷きになっている救出現場の要請により、緊急救助。須磨到着後、マンション崩壊現場にて任務遂行。 |
1月20日(金)
出動要請者 | 神戸市生田消防署 |
---|---|
救援地域 | 神戸市中央区(旧生田区) |
救援等活動内容 | 住宅崩壊による生き埋め者の救出任務) |
出動人員・機材等 |
(人員) (機械) |
備考 | 前日、須磨署派遣の分隊を須磨署の指示により引き揚げさせ、生田署と合流。 出動要請は多数あったが、救助には至らず、神奈川レスキューと合同作業。 |